中日に移籍の佐藤龍世、識者「私生活の乱れ」に警告...「輪からはみ出るとまた外される」開幕前に寝坊遅刻で3軍降格

「今度は根性を据えてやらないと。チャンスは2度とないから」

   そして、佐藤の私生活について言及し、金銭トレードに至った経緯を推測した。

   「西武では素行が悪く、そういうことがあって3軍まで落ちた。はっきり言うが、(西武の首脳陣は)チームの今の勢いに水を差してほしくない。現状で十分だということで、金銭トレードになったと思う。佐藤に言いたいのは、せっかくチャンスをもらったのだから、何がいけなかったのかをしっかり反省した上で、中日に貢献してほしい」

   現役時代、横浜ベイスターズと日本ハムで14年間プレーし、引退後はDeNAのヘッドコーチを務めた高木氏。自身の経験を踏まえ、私生活に乱れがある佐藤に対して、次のように警告した。

   「はっきり言っておく。ちゃんとしっかり団体行動をとれ。輪からはみ出ると、また外される。今度は根性を据えてやらないと。チャンスは2度とないから」

   さらに、こう続けた。

   「私生活は不思議とプレーに出てくる。だから私生活から緊張感をもって過ごしてほしい。選手としては、すごく気持ちがあって『デッドボールでも(塁に)出てやる』みたいな強い気持ちを持っている。だけど、西武でもちょっと『おいた』があったように、はたから見ると緊張感がない。そういう行動をとる選手。十分に反省して、私生活でも緊張感をもって、私生活でも全力疾走で」

   富士大学出身の佐藤は、18年ドラフト会議で西武から7位で指名されて入団した。21年8月に交換トレードで日本ハムに移籍するも、22年11月に交換トレードで西武に復帰した。24年シーズンは、93試合に出場し打率.244、7本塁打、34打点を記録した。

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