韓国メディア「マイデイリー」(ウェブ版)が2025年6月18日、大リーグのシアトル・マリナーズ傘下3Aタコマ・レイニアーズを自由契約になった藤浪晋太郎投手(31)の特集記事を組み、辛辣に評した。「4月までは10試合で防御率12.28という惨憺たる結果」マリナーズ傘下3Aタコマ・レイニアーズは18日、藤浪を自由契約にしたことを発表した。米国に渡って3年目の今シーズンは、3Aで21試合に登板して2勝1敗4ホールド、防御率5.79。2年ぶりの大リーグ昇格はならなかった。藤浪は5月に入ってから調子を上げ、11試合に登板してわずか1失点で、8試合連続無失点中だった。スポーツ紙の報道によると、今後は米国内の球団と交渉を行い、日本復帰を含めて移籍先を模索していくという。野球人気の高い韓国では、藤浪への関心が高く、高校時代にドジャースの大谷翔平選手(30)のライバルだったことで知られている。このような背景の中、「マイデイリー」は「『大谷のライバル』という称号はもったいない...日本の160キロのファイアボール投手は結局シアトルで解雇され、荷物をまとめた」とのタイトルで記事を公開した。記事では、「藤浪は今年、大リーグではなくシアトルとマイナーリーグ契約を結んでキャリアを続けた。しかし、今年も不振だった。4月までは10試合で防御率12.28という惨憺たる結果を残した」と説明し、こう続けた。「11試合で14個の四死球を記録した点は障害となる可能性が」「藤浪は5月の11試合で1失点、最近では8試合無失点と良い流れを継続したが、21試合で2勝1敗4ホールド、防御率5.79と競争力を証明できず、18日に解雇された。確かに最近の成績は良かったが、11試合で10回3分の2を投げ、14個の四死球を記録した点は、障害となる可能性がある」そして、藤浪の今後について、次のように分析した。「今年を含め、2シーズン連続で大リーグから呼び出しを受けていない事実は、藤浪が魅力的なカードではないことを示す要素だ。果たして藤浪の選択肢は何になるのか。日本への復帰もしくは、大リーグの昇格を目標にアメリカでキャリアを続ける、この2つのうちどちらかになる見込みだ」藤浪は22年オフにポスティングシステムを利用して、阪神からオークランド・アスレチックスに移籍した。スポーツ紙によると、年俸325万ドル(約4億3900万円)ブラス出来高100万ドル(約1億2800万円)の単年契約だという。開幕ロースター入りを果たし、4月1日のロサンゼルス・エンゼルス戦で大リーグ初登板。7月には、交換トレードでボルチモア・オリオールズに移籍した。24年は、ニューヨーク・メッツに移籍し、オフにフリーエージェント(FA)となり、25年1月にシアトル・マリナーズとマイナー契約を結んだ。
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