サッカーJ1・鹿島アントラーズが2025年6月19日、チームの本拠地「茨城県立カシマスタジアム」の愛称が、7月1日より「メルカリスタジアム」となると発表した。「鹿島アントラーズとメルカリが地域社会に対して一層深くコミットしていく」アントラーズは19日、Xを通じて「アントラーズが指定管理者を務める茨城県立カシマサッカースタジアムのネーミングライツを株式会社メルカリが取得し、2025年7月1日以降の新愛称が『メルカリスタジアム』になることが決定しました」と発表した。英語表記は「MercariStadium」、略称は「メルスタ」になるという。新たな愛称について、「企業名・サービス名の両方として親しまれている『メルカリ』の名前をシンプルに活用することで、覚えやすく、呼びやすい愛称にするとともに、鹿島アントラーズとメルカリが地域社会に対して一層深くコミットしていくという強い決意が込められています」と説明した。公式サイトでは、契約内容の詳細も公開している。契約期間は7月1日から28年6月30日までの3年間で、ネーミングライツ契約金額は1年あたり1.5億円。今回の契約を機に、今後は「メルカリの各種サービスを活用したスタジアム体験の向上や、地域社会を巻き込んだスタジアムでのフリーマーケット実施」などを予定しているという。なお、「新愛称『メルカリスタジアム』は、Jリーグ、JリーグYBCルヴァンカップを始めとする鹿島アントラーズ主催試合の試合およびイベント開催時など様々なシーンで使われます」。「スタジアムの正式名称は今後も『茨城県立カシマサッカースタジアム』で変わりありません」という。アントラーズとメルカリは17年4月にクラブオフィシャルスポンサー契約を締結。アントラーズのホームゲームやクラブ関連イベントの開催時には、JR鹿島サッカースタジアム駅からカシマスタジアムまでの太陽光発電施設エリアが「メルカリロード」と命名されていた。「選手補強出来るんだったら」「メルカリにいいイメージが無い」新たな愛称の発表にサポーターらの心境は複雑なようで、「あくまで愛称なので、まぁいいんじゃない? ちゃんと茨城県立カシマサッカースタジアムは正式名称として残ってるんだし そのお金で選手補強出来るんだったら全くもって構わない」などと前向きに受け止める声もある一方、「昨今のメルカリにいいイメージが無いので汚された気がしてならない」「メルカリのイメージが良いと思っていたら大間違い」といった声もある。あくまでも愛称であり、正式名称は「茨城県立カシマサッカースタジアム」のままではあるものの、「地元民ですが、カシマの名前が残らずガッカリです」「鹿島が消えるのは解せぬですね...」など、地域名が愛称から消えることを惜しむ声も上がっている。
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