「全体的にボールが、去年、一昨年よりも高い」
2軍での調整を経て、5月5日の阪神戦で1軍復帰を果たすも、白星は遠く、5月25日のヤクルト戦でようやく今シーズン1勝目を挙げた。
開幕から低迷が続いた戸郷について、武田氏は自身の経験を交えて、こう語った。
「(1回)ファームに落ちて勝ったけど、その後はそれほどボールが良くない。ボールが去年とか、一昨年みたいにいい感じじゃない。あまりボールがよくない。何年かに1回はこういうことはある。ここでどうやって戻していくか。ここでひと皮むければ、また違ったピッチャーになる」
そして、今シーズンここまでの印象に関しては「(今シーズンは)ボールが高いと思う。全体的にボールが、去年、一昨年よりも高い。だからこうなっているのかもしれない」と分析した。
今シーズン、チームはエース戸郷の不振に加え、主砲・岡本和真内野手(28)が5月上旬に負傷により戦線離脱した影響で、22日時点でリーグ4位。セ・パ交流戦は、1試合を残して11位に沈んでいる。