セ・パ交流戦「低迷」巨人、上位浮上に戦力補強が必要?「リチャードに期待するなら...」識者がプッシュする育成選手

「ティマはもう、支配下にしてもいいかなと思う」

   ドミニカ共和国出身のティマは、21年2月に16歳の若さで巨人と育成契約を結んだ。身長194センチ、体重106キロの体格で、内野、外野を守れる選手だ。24年は2軍で115試合に出場し、打率.251、15本塁打、53打点を記録した。

   ティマの潜在能力を高く評価している高木氏は、「俺は面白いと思う。ああいう方が、期待感がある。比べたら申し訳ないが、リチャードに期待するのだったら、ティマに期待した方がいいかなと思う。もう、支配下にしてもいいかなと思う」とした。

   今シーズン、巨人の主砲・岡本和真内野手(28)が5月6日の阪神戦で左ひじを痛めて戦線離脱。スポーツ紙の報道によると、岡本は「左肘の靱帯損傷」と診断され、全治は3か月程度で前半戦の復帰は絶望的だという。

   岡本の離脱を受け、チームは5月12日にソフトバンクからリチャード内野手(25)を交換トレードで獲得した。

   リチャードは、岡本に代わる主砲として期待されるも、打率1割を切るなど極度の打撃不振に陥った。12日のソフトバンク戦で、ヒットエンドランのサインを見落とし、2軍落ちした。

   リーグ連覇を狙う巨人。今後、上位に浮上するための戦力補強を行うのか。阿部慎之助監督(46)の手腕に注目が集まる。

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