「失敗された!」クレーマー整形女子、自業自得なのに逆ギレ...SNSにまで飛び火するトラブルに

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「流行りの顔」に囚われるSNSユーザーたち

   整形には「流行りの系統」というものがある。

   国内でブームが起き始めた最初の頃は、韓国アイドルの派手な顔を目標とする人が多かった。現在はナチュラル系な顔立ちを目指す人が増え、「忘れ鼻」と呼ばれる存在感の薄い鼻や狭い二重幅など、「いかにも整形をやっている」系統の支持率が低い。

   たしかに、ナチュラル系に仕上げれば、整形がバレる確率は下がりやすい。先のことを考えるなら数ミリ単位の変化が良いと言われているが、「今はナチュラル系が流行ってるから、わたしもそうするわ」なんて考え方が、そもそも危険なのである。

   自分が本気でそうしたいならまだいいが、流される人は派手な顔が流行ると時代に合わせてまた顔を変えたくなってしまう。実際にブームが変わるたびに顔をガラリと変える患者は、非常に多いらしい。

   SNSの症例を目にするたびに右へ、左へ。整形依存によって手術の回数が増えればそのぶんのリスクも上がるため、最近のSNSユーザーたちは「本当に恐ろしい部分」を理解して整形に挑んでいるのかと、筆者は疑問に感じてしまう。

   地雷を踏まないためには「手術しない選択肢」が一番なのだけれど、ルッキズムに囚われ始めるとそうはいかないので難しい。ただ、考えをいまさら変えるのが無理ならば、少しでも失敗を回避できるような策を取り、沼に溺れないための強い芯を持っておきたいものである。

   インフルエンサーの紹介におどらされて失敗、流行りの顔にして数年後、崩れてきて失敗など、「失敗」の例はあふれんばかりに存在する。美容整形は自分の大切な身体を委ねるのだから簡単に流行には乗らず、よく考えてから決断を下してほしい。



【プロフィール】
たかなし亜妖/2016年にセクシー女優デビュー、2018年半ばに引退しゲーム会社に転職。シナリオライターとして文章のイロハを学び、のちにフリーライターとして独立する。現在は業界の裏側や夜職の実態、漫画レビューなど幅広いジャンルのコラムを執筆中。

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