「新庄監督には勝っている根拠があるから見直している」
MCを務めた高橋氏が、新庄監督の采配について「必敗法、必勝法を覚えて、選手をずっと使っている。それが浸透してきた。そういうところだと思う。(前中日監督の)立浪(和義)とはまったく違う感じ」と指摘すると、江本氏は「それは本当に思う。立浪とは正反対」と同調した。
立浪和義氏(55)は、新庄監督と同じく22年から中日の監督を務め、年齢の近い新庄監督と比較されることもあった。立浪氏は監督時代、3年連続リーグ最下位に沈み、その責任を取る形で24年9月に退任した。
新庄監督の手腕について、江本氏は「俺はここ1、2年見直してきた」と切り出し、次のように持論を展開した。
「勝っている根拠があるから見直している。俺はピッチャー出身だから、ピッチャーは先発して完投するものだと思っている。野球は、ピッチャーがちょこちょこ代わるものではない。代打が出るとか、ゲーム上、仕方がないときはある。でも基本は、チーム作りをするときに、先発完投型のローテーションピッチャーをどれだけ並べるか。これが基本。だから日本ハムの選手はみんな最後まで投げる」
就任4年目の今シーズン、リーグ優勝、日本一を目指す新庄ハム。このままの勢いで突き進むことができるか。指揮官の手腕に注目が集まる。