地域政党「再生の道」の石丸伸二代表が2025年7月17日にXで、選挙期間最終日の街頭演説を予定している場所が「チームみらい」とバッティングしているとして、安野貴博代表に時間の調整を持ちかけた。これに対する安野氏の対応に称賛の声が寄せられている。
石丸氏「時間帯を調整させて頂けないでしょうか?」
石丸氏は安野氏とチームみらいスタッフのXに宛てて、選挙期間最終日となる19日の最後の街頭演説の場所について「東京駅でバッティングしていると聞きました」と切り出した。
「都知事選、都議選と最終回に東京駅を使ってきたので、再生の道の陣営としては非常に思い入れのある場所です」と東京駅への思いを訴え、「時間帯を調整させて頂けないでしょうか?」と打診した。
これに安野氏は、「石丸さん、ご相談いただきありがとうございます」と石丸氏にお礼。「是非、有権者のみなさま、警察や駅の関係者の方々にとって最も混乱がない形で時間調整させていただければと思っております」と応じた。
安野氏は、「チームみらい」は19時から街頭演説を予定していること、「再生の道」の浦野仁氏が18時から街頭演説をすると告知していたこと挙げ、「再生の道」は18時から19時、「チームみらい」は19時から20時で調整できないかと提案した。
続けて、安野氏は、「チームみらい陣営は公示日以降、本日まで毎日街頭演説や演説会、SNS等で一貫して19:00からのマイク納めの告知を行い続けておりました」と説明。7月3日の公示日にすでに告知していたとして、その投稿も示した。「今から時間を変更するとなると大きな混乱が想定されます」と説明した。
さらに安野氏によると、「第一声やマイク納めなど特に調整を要しそうな演説」においては、他陣営や関係各所にスケジュールを相談しているといい、「再生の道さまにもお問合せフォームから共有している認識です」とした。
安野氏は、両党の入れ替え時の交通導線について「現場の混乱がないよう調整させていただければと存じます」とし、「我々の時間を10分程度であれば入れ替え時間として取ることも可能です」と提案した。
まさかのひろゆき氏代案「じゃんけんで負けた方が赤羽駅で」
石丸氏は安野氏の返信に対し、「再生の道は都内ばかりなので、比例の候補者が18時に始めて、東京選挙区の吉田あやと私が合流する流れを考えていました」と説明。しかし、「どうにもお邪魔をしてしまうので、再生の道のラストは他にします」と、街頭演説の場所を変更する方針を示した。
なお、石丸氏の投稿には、ひろゆきこと実業家・西村博之氏も反応。「じゃんけんで負けた方が赤羽駅で演説でどう?」と提案していた。
石丸氏は安野氏からの返信を受け、「ひろゆきさんのお勧めがあった赤羽駅にしようかと思います」と述べていた。
Xでは安野氏の対応に、「ここまで丁寧かつ誠実な回答をできるのは本当に素晴らしいと思います」「お手本のような完璧な返し」「これはシゴデキすぎて憧れてしまう」「筋を通してて、配慮もあって格好いい」といった称賛の声が寄せられている。
石丸さん、ご相談いただきありがとうございます。
— 安野たかひろ@新党「チームみらい」参院選比例代表で出馬中 (@takahiroanno) July 17, 2025
是非、有権者のみなさま、警察や駅の関係者の方々にとって最も混乱がない形で時間調整させていただければと思っております。…