注目してほしいのは「心の動き」
その際に注目してほしいのは「心の動き」です。「あのとき、悔しかった」「あのとき、うれしかった」という「感情が揺れた体験」を伴うことで、面接で語るストーリーは説得力を増すはずです。
なお、複数ある選択肢のうち、どれを選んでいいかわからない状態である場合、次の3つの要素を整理してみましょう。
●今、変えたいと思っていること
●これから叶えたいと思っている自分の姿
●今の仕事・環境で満足していること
求人を探していてさまざまな選択肢が出てきたとき、この3つの要素をすり合わせることで、最良の選択肢を選びやすくなります。
特に、転職活動であまり考えることのない「今の仕事・環境で満足していること」を明確にしておくことをお勧めします。「今の満足を失ってでもこの会社に行きたい」と自身の意思の強さを確認できるほか、「今の会社にとどまるのがベスト」と納得感を持って転職をやめる決断もしやすいでしょう。
【プロフィール】
キャリアアドバイザー 松原大悟/地方公務員として児童福祉業務にて経験を積み、2023年にリクルート(当時)に入社。キャリアアドバイザーとして、さまざまな業界・職種の求職者の転職を支援。求職者の方にとって納得感のある転職活動ができるよう支援をすることにこだわりを持つ。