元フジアナ渡邊渚、「炎上・誹謗中傷シンポジウム」参加報告 「加害者と被害者の溝は埋まらない」思いつづる

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   元フジテレビアナウンサーの渡邊渚さんが2025年8月4日にインスタグラムを更新し、誹謗中傷に対する思いを明かした。

  • 渡邊渚さんのインスタグラム(@watanabenagisa_)より
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「加害する側の気持ちや理由を知りたくて...」

   渡邊さんはインスタグラムで、「先日、炎上・誹謗中傷シンポジウムにて、ディスカッションに参加させていただきました」と報告。その上で、「弁護士や政治家など様々な立場の方からの意見を伺って率直に思ったのは、加害者と被害者の溝は埋まらないということです」とつづった。

   SNSでの誹謗中傷に、渡邊さんは「私は自分の経験上、被害者の気持ちしかわかりません」といい、「加害する側の気持ちや理由を知りたくて犯罪心理などの専門書を読みましたが、どれだけ考えても、100%の理解することはできませんでした」と加害者側の心理を勉強したものの、理解しきれなかったことを明かした。

   渡邊さんは、「様々な背景があるにせよ、他人が嫌がることをしないという人としての当たり前がなぜできないのだろうと、常々思っています(誹謗中傷だけでなく、あらゆる犯罪や不法行為に対しても同様)」と自身の考えを明かした。

「本来、口を閉じるべきは傷つけている側」

   また、渡邊さんは「誹謗中傷の加害者の中には、悪いことをしている自覚のない人、それが正義だと勘違いしている方も多々いるのではないかと思います」と指摘。

   そうした人の主張として、「誹謗中傷されたくなければ、SNSを使わずに静かにしていればいい」「普通の被害者はコメント欄を閉じる」と言う人もいるといい、「それは間違っています。本来、口を閉じるべきは傷つけている側なのですから」と批判した。

   さらに、渡邊さんは自身にとってのSNSについて、「休職中、唯一社会と繋がっていられた場所」と表現し、「同じような状況の人と気持ちを共有できたり、知恵を教え合ったり、とても意義のあるものでした」と明かした。

   そのため、SNSに対して「傷つけたり貶しめたりするのではなく、価値ある使い方を皆がするようになってほしいと願ってます」と呼びかけていた。

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