公表控えた理由は「被害生徒及び加害生徒の保護の観点」
また、広陵高校は発表のなかで、SNSで拡散されている情報について関係者に事情を聴取したとし、「新たな事実は確認できませんでした」とも伝えた。SNSでは、学校側の高野連への報告内容に問題があったとする情報や、学校側が発表した内容以上の暴力行為があったとする情報も拡散している。
広陵高校は、「被害を受けられた生徒ならびに保護者の皆さまには、重ねて深くお詫び申し上げます」と謝罪。広陵高校では「いなかる暴力も認めない方針を掲げております」とし、暴力を含む不適切な行為があったことに対し「極めて遺憾」とした。今後について、「全校を挙げて、再発防止に注力してまいります」と方針を示した。
また、これまで公表してこなかった理由について、「被害生徒及び加害生徒の保護の観点から」と説明。「インターネット上では調査結果とは異なる事実、憶測に基づく投稿や、関係しない生徒への誹謗中傷も一部見受けられます」とし、「本書に記載した内容を超えての具体的なご説明は差し控え、今後も生徒ならびに関係者の個人情報に及ぶ詳細の公表は控えさせていただきます」とした。
Xでは、野球部員の実名や顔写真付きで加害生徒だと断定する内容の投稿も相次いでいる。