自動車メーカーは2年ごとのマイナーチェンジの合間やモデルチェンジ前に特別仕様車を発売することが多い。レクサスのように、ほぼ毎年、特別仕様車を発売するメーカーもある。
モデル末期の特別仕様車は割安
メーカーが特別仕様車を展開するのは、新車の発売から時間が経過し、販売台数が落ち込むからだ。言わば販売台数の落ち込みを食い止めるカンフル剤として、豪華なアクセサリーや特別なボディーカラーなどを施した特別仕様車を発売する。
一般にモデル末期の特別仕様車は装備品に照らして割安なことが多い。これは次の新車の発売前で、現行モデルを売りさばくための常套手段だ。
これに対して、マイナーチェンジの合間に行われる特別仕様車は、装備品に照らして、必ずしも割安とは限らない。普段ならオプショナルパーツとして購入するような部品が標準装備となり、一般的には割安となる場合が多いが、自分には必要ない部品まで標準装備となり、買わされる場合だってある。
ユーザー目線で考えるなら、特別仕様車の購入は、その装備品が自分に必要かどうか、支払うだけの価値があるかどうかで決めるべきだろう。