過去の部員同士のトラブルが大会前に発覚、野球部長が謹慎処分
日本高野連が未来富山に不祥事があったことを大会前の8月1日に発表したことで、逆風も強まる。報道によると、4月下旬に被害部員が寮の上履きで外を歩いていたのを管理者が見つけ、1年生全体に注意したところ、部員同士でトラブルになり、部員1人が被害者の部員を一度蹴ったという。
野球部長は事案を把握していたが、被害部員と加害部員が和解して解決したと認識し、富山県高野連に報告をしていなかった。日本高野連に匿名による報告があり、同校に調査、報告を求めたところ不祥事が発覚。その後に審議委員会で審議され、加害部員に対する注意の措置が決まり、日本学生野球協会審査室が野球部長に3か月の謹慎を決めた。
選手たちは「富山に恩返ししたい」と抱負を口にしている。目標は富山県勢初のベスト4。新興勢力が旋風を起こせるか。
(中町顕吾)