贈って失敗が多いのはおもちゃ、ゲーム機
プレゼントは孫の年齢が上がるにつれて減る。未就学の孫には約7割がプレゼントを買っているが、中学・高校生になると現金で渡すが8割以上になる。「好きなものを買いたいから、おカネでちょうだい」というわけだ。
そもそもプレゼントは難しい。欲しがっているだろうと思って買ってやっても、外れることが少なくないからだ。大協薬品の情報サイト「なごくら」編集部によると、孫に贈って失敗が多いのは「おもちゃ」「ゲーム機」などだという。子どもはおもちゃなら何でも喜ぶと思ったら大間違い。人形が嫌いな女の子だっている。ゲーム機はさらに難しい。孫が友だちと夢中になっているゲームをよく知らないまま、人気の機種らしいからとプレゼントしても、見向きもされなかったりする。おもちゃもゲーム機も一緒に買いに行って、代金を払ってやるというのがいいのかもしれない。
それにしても、年間18万円も孫のために使うのは、ずいぶん多いように思えるが、じつは孫のための「貯金・投資信託」「学費・教材」「塾や習い事の月謝」が含まれている。つまり、孫のためというより、親の娘・息子世帯の教育費負担を助けてやっているというわけである。この夏、おばあちゃん・おじいちゃんにいっぱい感謝してほしいなあ。
(シニアエディター 関口一喜)