倉田真由美氏、「日本はいじめを軽く扱いすぎている」 広陵高校を念頭か...Xで持論を連投

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   漫画家・倉田真由美氏が2025年8月12日~13日にかけて、第107回全国高等学校野球選手権大会(甲子園大会)を辞退した広陵高校(広島)の暴力事案を念頭に置いたとみられる投稿をXに連投した。

  • 倉田真由美氏のXより(@kuratamagohan/一部加工)
    倉田真由美氏のXより(@kuratamagohan/一部加工)
  • 倉田真由美氏のXより(@kuratamagohan)
    倉田真由美氏のXより(@kuratamagohan)
  • 倉田真由美氏のXより(@kuratamagohan/一部加工)
  • 倉田真由美氏のXより(@kuratamagohan)

「『厳重注意しておきました』で万事解決しないよ」

   広陵高校を巡っては、同校硬式野球部員が上級生に殴られるなどの暴力を受けたとする情報がSNS上で拡散。同校は6日に公式サイトで、1月に1年生部員(当時)に対し、2年生部員(当時)4人による「暴力を伴う不適切な行為」があったと認めて謝罪した。被害を受けた部員は3月末に転校したという。

   広陵高校は、7日に行われた1回戦で旭川志峯高校(北北海道)に勝利したが、10日に辞退を発表。日本高等学校野球連盟(日本高野連)は10日、「出場辞退の申し出があり、大会本部として了承しました」と公式サイトで説明している。

   こうした中、倉田氏は12日、「『SNSのせいで甲子園辞退させられた』ではなく、『SNSのおかげでいじめが闇に葬られなくてすんだ』でしょ」とXに投稿。広陵高校の暴力事案を念頭に置いたものだとみられる。

   その後の投稿では、「SNS規制の危険性は、今回ようないじめを告発するケースなども握りつぶされてしまう可能性を孕むことだ」と指摘。「権力者の親族がいじめに加担していたとしたら、権力者が『デマである。規制の対象にする』と決めたら?SNS以前、権力者が小さな声を握りつぶすことは今より遥かに簡単だった」と持論を展開した。

   また、倉田氏は、「いじめに甘い社会など碌なものじゃない。いじめを許さない、これは国民の共通認識でいい」と主張。「いじめ加害者や関係者の大人たちに対するネットでの私刑もいじめという声もある」とし、こうした声に対し、「酷いものに関しては個別対応していくしかない話で、そもそも彼らが加害者である以上、本来の被害者へのいじめと同列に語るものではない」と述べた。

   倉田氏は13日もXを更新。「いじめ加害者にきちんと罰が下されるケースは少ない。事件化、裁判沙汰にまでなるケースは稀で、多くの加害者はノーダメージで過ごす」とし、次のように訴えた。

「被害者は心や身体に深い傷を負い、命を断つケースもあるのに日本はいじめを軽く扱いすぎている。『厳重注意しておきました』で万事解決しないよ、被害者は」

   さらに、「『学生時代いじめやってたけど、あの頃はヤンチャでしたわ。罰?特に受けていません。ははは』と笑っているやつら、きっと世の中にはたくさんいるでしょう。他人事でも許せないと思うよ、私は」と怒りをあらわにした。

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