プロ野球DeNAの元ヘッドコーチで野球解説者の高木豊氏(66)が、2025年8月17日にユーチューブを更新し、26年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表を独自予想した。「大谷は絶対守らないということを考えると、投手に入れておくべき」井端弘和監督(50)率いる侍ジャパンは、23年大会に続いて大会2連覇を目指す。26年大会はプールCに属し、オーストラリア、韓国、チェコ、台湾と同組となる。現役時代、横浜ベイスターズ、日本ハムでプレーした高木氏。現役引退後は、DeNAでヘッドコーチを務め、04年アテネ五輪では日本代表の内野守備・走塁コーチを務めた経験を持つ。指導者として国際大会に出場した実績のある高木氏は、26年大会の日本代表について、「絶対にいる選手は、ちゃんとしていると思う」とし、最初に大谷翔平選手(ドジャース、31)の名を挙げた。大谷は23年大会に二刀流として出場し、投打にわたり侍ジャパンの世界一に大きく貢献。26年大会の出場にも意欲を見せており、チームの大黒柱として期待される。高木氏は「大谷は野手登録もできるが、ほとんど守らない、絶対守らないということを考えると、投手に入れておくべき。大谷ルールで、DH(指名打者)ということもできると思う。だからピッチャー枠で大谷を」と提言した。大谷の他に、代表入りを予想した投手は以下の通り。今永昇太(カブス)、菊池雄星(エンゼルス)、山本由伸(ドジャース)、宮城大弥(オリックス)、高橋宏斗(中日)、山崎伊織(巨人)、伊藤大海(日本ハム)、大勢(巨人)、平良海馬(西武)、今井達也(西武)、隅田知一郎(西武)、杉山一樹(ソフトバンク)、橋本侑樹(中日)ダルビッシュは「投げなくてもいいと思っている」そして、ベテランのダルビッシュ有投手(パドレス、39)に言及。「ある程度、精神的支柱というか、選手たちをまとめる兄貴役としてあげさせてもらった」とし、次のように提言した。「ダルビッシュを入れることによって、1枠減る。ダルビッシュは投げなくてもいいと思っている。だからコーチ枠で入れてほしい。コーチという肩書がつくと、選手との距離感が空くかもしれないが、ダルビッシュというのは精神的支柱というか、話し相手、相談役、いろいろなことができる」ダルビッシュは09年大会、23年大会で優勝を経験している。23年大会では先発の柱として貢献し、チームのまとめ役として若手をけん引。08年北京五輪にも出場した経験を持ち、国際大会経験が豊かな頼れる投手だ。5月に負傷者リスト入りし、リハビリを経てマイナーで調整登板に臨んでいる佐々木朗希投手(ドジャース、23)への言及はなかった。高木氏は、捕手として若月健矢(オリックス)、山本祐大(DeNA)、岸田行倫(巨人)ら3人の名を挙げ、内野手には、佐藤輝明(阪神)、村林一輝(楽天)、牧秀悟(DeNA)、村上宗隆(ヤクルト)、岡本和真(巨人)、太田椋(オリックス)、中野拓夢(阪神)、小園海斗(広島)らを予想。そして、外野手は鈴木誠也(カブス)、周東佑京(ソフトバンク)、近藤健介(ソフトバンク)、ラーズ・ヌートバー(カージナルス)、森下翔太(阪神)らの名を挙げた。プールCの日本は、1次ラウンドを勝ち進めば、米フロリダ州マイアミで行われる準々決勝ラウンドに進出する。決勝は3月17日にマイアミで行われる。
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