巨人・田中将大が大記録へ王手をかけた。
上から投げ下ろす直球に勢いが戻ってきた田中将大
2025年8月21日のヤクルト戦(神宮)で5回3安打1失点の力投。今季2勝目を挙げ、通算199勝に達した。3か月のファーム調整期間を経て、8月に1軍昇格後の登板では大崩れせずに試合をきっちり作っていただけに、手ごたえをつかんでいるだろう。
春先から取り組んでいたフォーム改造が形になりつつある。横振りだった体の動きを縦振りにすることで、上から投げ下ろす直球に勢いが戻ってきた。
速い球をストライクゾーンに投げ込めることでスプリット、スライダーなど変化球も生きてくる。野茂英雄、黒田博樹、ダルビッシュ有に次いで史上4人目となる日米通算200勝達成が見えてきた。