「チケットぴあ」手数料、各種内容と課金理由はなにか 段階的に値上げ?SNS情報を運営は「否定」

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システム利用料、発券手数料、決済手数料、特別販売利用料とは?

   では、これらの手数料はどのような内容なのか。また、請求される理由は何か。

   「システム利用料」は、「チケットぴあ」のシステムの利用料のこと。課金理由は、「チケット販売全体に関わるシステムの運用や開発、サービスの維持、セキュリティ強化の費用」だと広報室は説明する。これは、一律330円かかる。

   「発券手数料」は、チケット発券や電子チケット発行のときに生じる利用料のこと。課金理由は、提携しているコンビニや電子チケット運営会社など取引先に支払う手数料や、特殊用紙代、流通コスト、チケットの発券・発行に関わるシステムやサービスの運用費としてだという。これは、一律165円かかる。

   「決済手数料」は、チケット代支払い時にかかる収納代行サービスの手数料のこと。課金理由は、コンビニやイーコンテクストなどに支払う手数料や、通信コスト、チケット代金決済に関わるシステムやサービスの運用費だとする。これは支払い方法で異なる。

   最後に、「特別販売利用料」とは、一般発売より早くチケットを入手できる先行販売サービスの利用時にかかる手数料のこと。課金理由について、広報室は次のように説明する。

「販売プランに合わせた設定費、抽選システムの運用・管理費、先行販売作業の運用費・人件費など、特別な販売方法に向けた通常とは異なる運用コストとして。そのため、興行・公演によって異なります」

   SNSでは、この「特別販売利用料」を疑問視する声も上がっていた。ぴあ広報室は、「主催者様との取引条件や興行の規模、それに伴う運用コストによって、興行ごとに金額が異なります」と説明している。

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