アフリカ「ホームタウン」騒ぎが広がった三つの要因 「移民受け入れではないか!」と炎上を招いた言葉

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「ホームタウン」のニュアンスの違い

   もうひとつは、「交流拠点」という意味合いで使われている「ホームタウン」という言葉だ。

   「ホームタウン」=hometownは、直訳すると「故郷」。英語圏でも基本的には同義で使われる。

   だが、日本において「ホームタウン」という言葉は、Jリーグなどのスポーツや政策用語として「拠点」「交流先」の意味に拡張されている。

   今回のJICAによる「アフリカ・ホームタウン」事業の狙いは、東京オリンピック・パラリンピックの際の「ホストタウン」の経験を土台に、アフリカとの国際協力や人材交流を長期的に進める「共創の拠点」を設けることにある。

   JICA構想も、「交流拠点」として「ホームタウン」という語を採用しているとわかる。

   構想の元となった「ホストタウン」=host townは、英語で何かを「受け入れる町」という意味を持つ。

   東京五輪の際に問題とならなかったのは、「ホストタウン」という言葉が、自治体が大会参加国の選手団を迎え、スポーツや文化交流を進める仕組みであることが周知され、「外国人を受け入れる場所」というイメージが定着していたからだ。

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