「市民への説明責任の放棄」田久保市長の「取材拒否」にメディアが猛批判 メガソーラー巡る主張は食い違い

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「破綻した考えに至る者が市のトップに」

   定例記者会見と同じ29日に開かれた最後の百条委員会では、「除籍と知ったのは6月28日」とする田久保市長の主張を「虚偽」と認定。

   「卒業証書」とみられる書類を提出しなかったことや、委員会の場で「大学を卒業したと思い込んでいた」とする嘘の証言をしたことなど計4つの刑事告発を全会一致で決定した。今後、伊東警察署に地方自治法違反の疑いで告発状が提出されるという。

   井戸清司委員長は「自己利益や保身に注視するあまり、このような破綻した、破綻した考えに至る者が市のトップとして現に存在すること自体、容認できることではない」と厳しく非難した。

   市政の混乱は、9月1日に開会する市議会に補正予算が提出できない事態を招いた。予算には、ごみ焼却炉の補修費などが含まれ、遅れれば市民生活に影響を及ぼす恐れがある。

   また、市のウェブサイトでは29日、伊豆高原のメガソーラー計画を巡り、「事業者は開発に必要なすべての許可を取得している状況ではないため、現状、工事の進捗は見られません。また、近年、事業者からの連絡もございません」と発表。市がメガソーラーを規制する条例を制定していることも明記し、田久保市長の「予断を許さない状況」との主張を否定した。

   田久保市長は、これまで自身のXで何度もメガソーラー計画について言及。20日の投稿では「工事は止まっていますが、事業そのものは無くなっていませんし、裁判も続いていて予断を許さない状況であることに変わりはありません」と投稿した。前市長は事業者と秘密裏に確約書を結んだと主張している。

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