元「JanneDaArc」ボーカル・yasuさんのソロプロジェクトで、活動休止が続いている「AcidBlackCherry」(ABC)の公式ブログが2025年9月3日に更新された。25年に入ってABC関連企画が始動していることをめぐり、ABCプロデューサー・菊池真太郎さんが、「yasuの復活を匂わせている」との声を受けて真意を説明している。「yasuにも僕にも葛藤はありました」3日には「復活、匂わせビジネス」という題のブログエントリーが、菊池さんの名義で公開された。「『菊池Pはyasuの復活を匂わせている、、、』SNSの声」と切り出し、「ABCを動かすにあたって、そう見えないように、最初から慎重にデリケートに伝えて来たつもりなのですが、それでもそう見えてるとしたら、きっと僕の振る舞いや言動に間違いがあるのだと思います。本当に申し訳ありません」と謝罪した。「僕の責任として、僕からも改めてお話しをさせてください」という。ブログによると、yasuさんは活動休止中も応援を続けるファンに感謝しながら、復帰が難しい状況をもどかしく感じていた。そこで約2年半前、菊池さんが⾳楽レーベル「LtOVES」(エルトヴェス、現在はABCも所属)の立ち上げを相談し、yasuさんから「僕とファンの架け橋となって」と託されたという。一方で「yasu不在のAcidBlackCherryを動かし続けるのも違う」と、関連企画を展開する期間は1年に定めたとしている。菊池さんは「yasu復活という素敵なオチがないのにABCを動かすのはどうなのだろうかと、yasuにも僕にも葛藤はありました」としつつ、下記のように伝えた。「yasuにとっての〝君〟を、一人でも多く笑顔にできる可能性があるのなら、〝ABC祭りのなかった2025年〟より〝ABC祭りのあった2025年〟を選ぶ、そう僕らは決断し、あの1月27日のyasuのコメントに繋がりました」17年からABC活休、これまでの動きは...菊池さんは「これが正解か不正解かは未来から2025年を振り返ってみないと分かりませんが、決断した以上、来年の1月28日まで、〝こころ配り〟でお願いされたことも含めて、今出来るAcidBlackCherryを精一杯お届けします」ともいう。元々、AcidBlackCherryは07年に始まり、17年8月にライブツアー中止と無期限の活動休止を発表した。理由は「yasuの長年の活動から生じた頚椎の損傷、それに起因する身体各所への痛みなど、複合的な症状の併発」と説明された。長らく動きがなく、25年1月11日、菊池さんがエルトヴェスを立ち上げたと発表。さらに27日には、ABCがエルトヴェスに所属するとともに楽曲がサブスク解禁した。yasuさんも50歳を機にブログを更新し、エルトヴェスによる展開を前向きに紹介している。菊池さんについては「誰よりも優秀で、そして誰よりも心あるプロデューサー」と口にする場面があり、自身は精一杯回復に努めているとして下記のように伝えた。「なんだか活動休止期間もすっかり長くなってしまいましたがファンの存在って本当にありがたくて尊いなって改めて実感させてもらった期間でした。心から感謝です。改めて、ファンになってくれてありがとう。まだ復帰の目処はたっていませんがいつの日か、みんなに会える時を楽しみにしてます」ABCをめぐっては、その後も、過去のライブ音源からなる新アルバムを菊池さんが手売りし、yasuさん宛のファンレターを預かるイベント「こころ配り」を開催。ライブハウスでのフィルムライブツアー、グッズ販売などといった企画が次々と展開されている。
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