お笑いコンビ「ぐりんぴーす」の落合隆治さんが、2025年9月8日に東京・中野区役所で行われたイベント「防災芸人×ごみプロ芸人トークセッション」に出演し、ごみ屋敷清掃や遺品整理の活動をする中で、片づけた不用品のなかから200万円の「お宝」が見つかったとのエピソードを明かした。
依頼料を差し引いても「むしろプラスに」
イベントでは、ごみ清掃員としての活動を発信している「マシンガンズ」の滝沢秀一さんや、元消防士のワタリ119さん、防災士として活動する赤プルさんが登壇し、防災やごみ問題についてトークをした。「お片付けブラザーズ」という団体で片づけやごみ屋敷清掃や遺品整理などをしている落合さんは、ともに活動している「六六三六」の柴田賢佑さんとともに登壇した。
落合さんと柴田さんによると、「お片付けブラザーズ」では、片づけやごみ屋敷清掃をするなかで、依頼者がリユースできると気付かず処分する予定だった不用品を買い取り、ごみを減らす活動もしていると明かした。
特に柴田さんは「ものすごい目が利く」といい、一時期は「年間1000件ぐらいヤフオクをやっていた」という。依頼者が気づいていないものでも、片づけをしている最中に「これは価値がありそう」というものを積極的に見つけ、買い取りの提案をしているとした。
例えば、リカちゃん人形は11万2580円で売れたという。
滝沢さんは、今まででもっとも高額だった品は何だったかを尋ねた。それは、落合さんが「お片付けブラザーズ」として活動する前、他社でアルバイトをしていた時代に発見した「鉄の塊」だという。「口が何個かついている鉄の塊だったんです。1人じゃ本当に持ち上げられない」と説明。鉄の買い取りは初めてだったため、「1回ヤフオクに出してみましょう」となったという。
すると、それが実は鉄の塊のように見える高価な音響機器だったようで、200万円で売れたといい、ほかの出演者からも「えー!」と驚きの声が上がった。
依頼者も驚き、片づけの依頼費を差し引いても「むしろプラスになった」と話していたという。