木下博勝氏、抗生剤「気休め」処方に喝 「未来の医療を蝕んでいます」...風邪での保険請求に支払機関はNO

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「抗生剤は、必要な時にこそ命を救う薬です」

   木下氏はインスタで「抗菌薬は『細菌』に効く薬であり、『ウイルス』には一切効きません。それでも『患者が安心するから』『とりあえず出しておこう』という理由で処方されてきたのだと思いますが、結果として、耐性菌の増加という形で未来の医療を蝕んでいます」としたうえで、下記のように考えをつづっている。

「抗生剤は、必要な時にこそ命を救う薬です。『効かない薬』を気休めでばらまき続ける医療行為には、診療報酬を削るという強制力が必要だったと考えます。そして今回ようやく、制度が現実に追いつきました。

患者さんも医療者も意識を変える時です。もう『抗生剤ください』『とりあえず出しておく』では済まされません。医師は正しい情報を患者さんに伝えて理解してもらうべきです。未来の医療を守るために、抗生剤は正しく、必要な時だけ使う。これが唯一の道です」
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