学歴詐称疑惑を追及されている伊東市の田久保真紀市長は2025年9月10日、不信任決議を受け、市議会を解散した。新たな局面を迎える中、田久保市長はSNSの発信に力を入れ「独自の主張」を展開している。市議選に6300万円の税金が中島弘道前議長は、議会解散についてこう非難した。「この大義なき解散について本当に今、私どもには怒りしかない。本当に時間とお金のむだだなとつくづく思う」報道によると、市議選は前回4500万円の費用がかかったとされ、今回は人件費や物価の高騰により、今回の予算は6300万円が見込まれるという。もちろん費用は税金から支出される。9月12日の登庁時、田久保市長は記者から選挙費用について問われると、質問を無視して市長室へ向かった。市の幹部によると、市議選の費用の説明を受けた田久保市長の反応は、「びっくりするかなと思ったんですけど、特になかった」メディアに強い不信感?田久保市長はSNSの発信に力を入れている。市議会解散の通知書を市議会議長に提出したときには、報道陣の取材に応じる前にXで明かしていた。朝日新聞の記事によると、田久保市長はメディアに対する強い不信感があり、「どれだけ説明しても、(自分にとって)悪く書かれるだけ」という思いがあるという。ただ、自身の学歴詐称疑惑を晴らすような説明や、「卒業証書」を見せるような動きは、Xでは起こしていない。一方で伊豆高原メガソーラー計画のように自身が主張したい件は積極的に発信。その内容に伊東市側がウェブサイトで「反論」し、食い違いが生じている。そんななかで田久保市長は9月14日、自身のXを更新。この日、伊東温泉競輪場を訪れた田久保市長と2ショットを一緒に撮影した投稿者に対して、「こちらこそありがとうございました! 遠くからありがとうございます」と絵文字付きで返信した。また、7日には、支持者と見られる投稿者から、名前が売れてどう活用していきたいかを問われ、こう答えていた。「みなさんに伊東のよいところを沢山知ってもらえるような発信も今後は積極的にしていこうと思います。夜の町の宣伝は。。イベント?カラオケ大会?何かアイデア考えたいですね」(原文ママ)自らの学歴詐称疑惑に端を発した、伊東市を巡る混乱。それに対して、田久保市長のX投稿はどこ吹く風に見える。市議選で市民はどのように判断するだろうか。
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