小泉進次郎氏「44歳」首相になるには若すぎる? 実は「初代」伊藤博文も同じ年齢だった

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「不出馬説」があった小泉氏への評価は「首相にはまだ早い」

   今回の、総裁選の前哨戦の段階で、「小泉氏は今回、出馬を見送るのではないか」との憶測が党内に流れた。44歳という年齢からくる推測で、「少数与党という不安定な現状では、首相はとりあえず林官房長官など実務家のリリーフ役に任せて、小泉氏は幹事長や官房長官など経験を積んだ方がいい」というものだった。

   ただ、自民・公明の少数与党を取り巻く状況は厳しく、野党が分散し、自民党との連立交渉などで、揺さぶりをかけるなか、自民党内の「保守、リベラル派」などの分裂の可能性も否定できない、などの判断から、小泉氏は最終的に出馬に踏み切ったようだ。今回の総裁選候補には、小林氏(50)など若手候補もいるし、連立を探る動きもある野党党首にも若いリーダーが少なくない。国政選挙では若い有権者の投票動向に注目が集まる中で、政治リーダーの年齢も政局のひとつの焦点になりそうだ。

(ジャーナリスト 菅沼栄一郎)

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