大坂・関西万博のポルトガル館の2階部分に、突如「桃」のような形のオブジェが現れたとして、Xで話題になっている。このオブジェはいったい何なのか、ポルトガル館に聞いた。
アーティストデュオ「Benoit+Bo」の作品だった
2025年9月16日にXで、ポルトガル館の写真とともに、オブジェについて「前からありました?」と問いかけるポストが投稿された。写真に写った建物の2階部分、テラスのようになっている場所には、葉のついた桃のようなオブジェが置かれている。これに、「それ私も今日思いました」「ポルトガルに桃太郎が誕生するんじゃろか...」「いつのまに???」といったコメントのほか、前日にはオブジェはなかったという情報も複数寄せられた。投稿者によると、写真は16日15時過ぎに撮影したものだという。
このオブジェはいったい何なのだろうか。
ポルトガル館のベルナルド・アマラル館長は9月19日、J-CASTニュースの取材に、「ポルトガルパビリオンにあるのは桃のオブジェです」として、フランスと中国のアーティストデュオ「Benoit+Bo」(漢字では『東波西波』)が制作したものだと説明した。欧州連合(EU)パビリオンの前にも「Benoit+Bo」制作の作品が展示されており、いずれも「9月16日から10月9日まで設置され、その後ブリュッセルの欧州議会でも公開される予定」という。
2つのオブジェは「Inflatable」というタイトルで、ポルトガルパビリオンの作品は「桃」、EUパビリオンの作品は「大頭仏」という。