万博・ポルトガル館に突如現れた大きな「桃」 実は「桃太郎へのオマージュ」の意味も...館長が明かすオブジェの正体

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写真撮影時には「Happy Heads」のマスクを付けて

   アマラル館長は、Benoit+Bo(東波西波)について、「アジアとヨーロッパのアートを融合させるアーティスト」と説明。EUパビリオンの前には中国やベトナムの「僧・大頭仏」に着想を得た作品が展示されているといい、「桃と大頭仏(EUパビリオン)をモチーフに、遊び心ある外観の中に深い意味を持たせています」とした。

   モチーフとなった桃については、「アジアでは長寿、多産、幸せの象徴、特に日本では民間英雄でもある桃太郎へのオマージュでもあり、中国では西遊記のオペラでも重要な小道具です」と説明した。

   パビリオンでは「来場者は写真撮影ができますが、撮影時には『Happy Heads』というマスクを着け、多様な姿になります」とも。Happy Headsは、Benoit+Boが手がけているシリーズだ。さらに「祭りや儀式、演劇など世界中に普遍的に存在した『仮面』を象徴的な媒介とし、人々と文化をつなぐことを目指しています」と説明した。

   また、万博終了後にブリュッセルの欧州議会に展示されることで「万博とヨーロッパの首都を象徴的に繋げます」と、その意義を説明した。

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