2025年9月19日、iPhone17シリーズがいよいよ発売された。それと同時に、iPhone16シリーズの一部モデルの終売と値下げも行われた。具体的には、無印のiPhone16の場合は、128GBモデルが従来価格より1万円の値下げとなった。また、それ以上の容量のモデルは終売となった。ただし、問題は、この128GBである。iPhoneはよく、新しいシリーズが出たら前世代シリーズはお得になると言われてきたが、今回はその法則が当てはまるのだろうか? いや、どうやら今年は法則通りにはならなそうだ。無印のiPhone17は前モデルよりも安くなった!?iPhone17シリーズの発売前から噂されていたのが、iPhone17登場後はiPhone16が値下げされるのではという話題で、それは的中したかたちだ。iPhone16の128GBモデルは、12万4800円から11万4800円に改定された。値下げ額は1万円である。一方、iPhone17シリーズから、ストレージ容量は最低256GBになったのだが、価格は12万9800円。これはiPhone16の256GBモデルの発売当初の価格である13万9800円よりも1万円安い。このあたりは高く評価されている。インフレーションとトランプ関税という値上げ要素が非常に強い今、それでもAppleは同容量の次世代モデルを安価な価格で市場に投入したのだ。なお、それと引き換えにProやProMaxは軒並み値上げされている。iPhone17ProMaxの2TBモデルに至っては、堂々の32万9800円だ。1万5000円は「微々たる差」iPhone17から128GBモデルが廃止されたのは、128GBという数字は「力不足」と言わざるを得なくなったからだろう。写真や動画を撮影しながら様々なアプリをダウンロードすると、128GBでは足りなくなってしまう可能性が高い。一方、最新ナンバーのiPhone17の256GBモデルの価格は、上述したように12万9800円だ。iPhone16との価格差は1万5000円。プロセッサーが最新のA19になり、オンデバイスAIの情報処理性能が向上されている点を鑑みると、1万5000円の差は「微々たる違い」と言えるかもしれない。つまり、最新のiPhone17を購入したほうが「お得感が高い」といえそうだ。整備済製品を待ってみてもそれでもiPhone16を狙っているとしたら、Apple公式サイトの「iPhone整備済製品」を待つという手段がある。これを利用すれば、意外な良品を安く入手できるかもしれない。しかも、Appleの1年製品保証がついている点もありがたい。ここで入手できるiPhoneは現状、iPhone14、15シリーズのみだが、近いうちに16シリーズも登場するのではないか。これから来年にかけて、スマホ中古市場では徐々にiPhone16シリーズの存在感が大きくなると考えられる。とりあえずここは新品を購入するのを待って、手頃な価格になるであろう中古品を狙いに行く......という選択肢もある。(澤田真一)
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