今季限り退任のDeNA三浦監督、「最低ラインの責任果たした」と球団OB...バット蹴り飛ばしバウアーは「野放しにしていた感が」

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   プロ野球DeNAの元ヘッドコーチで野球解説者の高木豊氏(66)が、2025年9月29日にユーチューブを更新し、今シーズン限りで退任するDeNA三浦大輔監督(51)について、「最低ラインの責任を果たした」と評価した。

  • DeNAの本拠地・横浜スタジアム
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「三浦監督は一応、形をつけたような感じはする」

   三浦監督は現役時代、横浜一筋で投手としてプレー。「ハマの番長」の愛称で人気を博した。16年に現役引退し、野球解説者などを経て19年にコーチに復帰した。

   20年に2軍監督を務め、オフにアレックス・ラミレス監督(50)の退任に伴い、1軍監督に就任した。

   就任1年目はリーグ最下位に終わったものの、2年目の22年は2位、3年目、4年目は3位でAクラスを死守した。4年目の昨シーズンは、リーグ3位ながらもクライマックスシリーズ(CS)を勝ち抜き、日本シリーズを制した。

   今シーズンは首位・阪神に独走優勝を許すも、巨人との2位争いを制し、CS本拠地開催を決めた。

   球団OBの高木氏は、三浦監督の辞任について「2位を確保したら(三浦)大輔でもいいと思っていた」と切り出し、次のように評価した。

   「クライマックスを(本拠地に)持ってきて、最低ラインの責任を果たした。昨年は(リーグ)3位から下剋上で日本一。今年、牧(秀悟)とか宮崎(敏郎)とかが途中で離脱した。(タイラー)オースティンもままならない。筒香(嘉智)は前半、調子が悪かった。そんなことを考えると、揃わない中で阪神の独走を許したこともあるが一応、形をつけたような感じはする」

「バウアーが、ああいう醜態をさらすという問題があった」

   4年連続でAクラスを維持した三浦監督。高木氏は監督としての手腕を高く評価する一方で、今シーズン、チームに復帰したトレバー・バウアー投手(34)への対応について、疑問を投げかけた。

   高木氏は、バウアーが8月21日の広島戦で起こした「バット蹴り飛ばし」騒動に触れ、「バウアーが、ああいう醜態をさらすという問題があった。そこをちゃんと管理できていたのか、できていなかったのかというと、ちょっと野放しにしていた感じはする」と、当時を振り返った。

   DeNAは8月21日にホーム横浜スタジアムで広島と対戦。先発バウアーは、5回を三者凡退に抑えると、1塁側ベンチに下がる際、グラウンドに落ちていた広島・小園海斗(25)のバットを右足で蹴り飛ばした。

   この動画がインターネット上で拡散されると、日本の野球ファンから批判の声が上がった。バウアーは、この試合を最後にマウンドに上がっておらず、レギュラーシーズンを4勝10敗、防御率4.34で終えた。

   リーグ3位の巨人を相手に行うCSファーストステージは、10月11日に横浜スタジアムで幕を開ける。

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