徹夜して並ぶのは「ぜひお控えいただきたい」と万博協会
万博会場では、8月中旬頃からオープンと同時に入場し、先着予約や当日予約をより多く取りたいといった来場者が早朝4時頃から並ぶ姿がたびたび見られた。
9月中旬以降には「駆け込み万博」の予約が相次ぎ、閉幕まで予約枠がない事態に。救済措置として、9月27日からは購入済みの未使用入場券を会場前の引換所で当日の12時以降に入れる当日券と交換する対応を始めた。
ただ、1日数百枚だけとあって、確実にチケットを交換するため、徹夜で並ぶ人の姿も。早朝の7時前後には既になくなっていることも多く、引換所前では枚数制限があることを知らずに訪れた人が近くのスタッフに尋ねる様子がよく見られた。
万博協会の高科淳副事務総長は9月30日の定例記者会見で、会場内で安全に過ごしてもらえるようにするため「現在の枠を大きく超えて増やすのは非常に難しい」と述べた。その上で、徹夜組や早朝から待つ来場者の存在について、
「(早朝前に)警備員の配置が難しく、仮に何かあっても診療所も開いていない。ぜひお控えいただきたい」
と呼び掛けた。