人気コーヒーチェーンのドトールコーヒーが2025年10月3日に「ドトールコーヒーショップにおけるSNS不適切投稿に関するお詫びと事実関係のお知らせ」を公開。SNS上で物議を醸していた「バイトテロ」について謝罪した。
「社会的に不適切」
問題となっていたのは、9月29日頃からSNS上で出回っていた、ドトールの厨房内で撮影されたと思われる画像。ドトールの制服を着用した女性がソフトクリームらしきものを身体に当てている様子が映されていた。これがXを中心に拡散され、「バイトテロ」として物議を醸していた。
その後、3日にドトールは公式サイト上に文書を公開。その中で、「ドトールコーヒーショップにおいて、当社アルバイト従業員が個人で利用しているSNSにおいて、不適切な投稿が行われていることが判明いたしました」と報告した。
投稿については、「社会的に不適切」とし、「多くの方々にご不快な思いとご迷惑をお掛けしましたこと、心よりお詫び申し上げます」と謝罪していた。
「事実と異なる情報が拡散...警察との間で対応を相談」
ドトール側によると、従業員のSNS利用については「雇用契約書を含め、社内規定を設けているとともに、厳守ポスターを掲示、店舗責任者会議などで適宜注意喚起」を行っていた。一方、今回の騒動を受けて「管理体制の見直し、社内教育の徹底、再発防止に向けた取組みを直ちに実行いたします」と報告した。
また、同文書によると、29日に不適切投稿が発覚したあとにすぐに調査を開始したこと、30日に店舗と対象者を特定、10月1日~2日に掛けて当該対象者へ事実内容を確認、3日に懲戒処分が決定されたことが明かされた。
さらに事実関係についても「9月23日20時頃、アルバイト従業員がスマートフォンで撮影。非公開アプリ【BeReal】に画像を投稿」「【BeReal】に投稿された画像が非公開グループの誰かの手によりスクリーンショットされた後、他のSNSに転載され、拡散される結果となった」と報告されていた。
なお、撮影されている「ソフトクリーム」について、ドトール側は「プラスティックダミー・サンプル」だと説明。また、「現在、該当店舗を含め事実と異なる情報が拡散されており、警察との間で対応を相談しております」としていた。