帰郷実現したら「普通に自分の町で散歩したいですね」
最後にウクライナに行った時期と、次にウクライナに行く予定に関する質問には、望郷の念をにじませた。
「日本に来てから一度もウクライナに帰っていないので、もちろん帰りたい気持ちもあるし、子どものときから、生まれてからずっと育ってきたので、知り合いも友達もいっぱいいる。できれば友達と会いたいし、子どものとき行ったご飯屋さんだったり......。普通に自分の町で散歩したいですね」
ウクライナ出身の力士としては、他にも東前頭18枚目の獅司大(しし・まさる)関(28)がいるが、「勝負の世界なので、仲良くなっても土俵の上で戦わないといけないので、今はあまり話もしていない」。「辞めてから仲良くなろうかなあと思っています」とした。
日本国籍取得の可能性に関する質問も出た。引退後に年寄名跡(親方株)を襲名するには日本国籍が必要だ。安青錦関は、この点を念頭に
「相撲が好きなので、できれば指導もしたいし......。親方になれるんだったら国籍を変えないといけないので......」
と応じ、国籍取得に意欲を示した。
(J-CASTニュース編集委員 兼 副編集長 工藤博司)