「東大阪の恥」「近大は要らない」一部学生の迷惑行為に苦情 大学側、マナー厳守をメールで呼びかけ

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地元商店街「学生のマナーを気にする人が増えてきた」

   実際、大学近隣の迷惑になったり、マナーに反したりする近大生の行動は、どのくらいあるのだろうか。

   この点について、近大前商店会の事務局長は10月10日、多くの学生は礼儀正しくマナーも守っているとしながらも、ごく一部の学生に問題行動が報告されていると説明した。

「お酒の飲み過ぎで酔った学生に、店を汚された、道端に嘔吐された、といったトラブルは聞きます。卒業式や新入生歓迎会のシーズンになると、増えてきますね。ゴミを道端などに散らかすといった行為も聞きます。昔から見られることで、特に最近増えたわけではないと思います」

   迷惑行為としては、学生が店の前に自転車を止め、そのまま大学へ行ってしまうといったケースもあったという。店が怒って大学に苦情を入れた結果、最近は減ってきているとした。

   また、学生たちが道幅いっぱいに歩いたり、歩きタバコなどをしたりすることも、以前は見られたという。大学が対策に乗り出し、車の通行に支障がないよう警備員を置いたり、歩きタバコなどは学生に注意したりするなど厳しい対応に動いたとしている。

   なぜ最近も近隣から苦情が多いのかについては、こんな見方をした。

「昔は、『学生だから仕方がない』と寛容でしたが、今は、そんな時代ではないのでしょう。捉え方の問題で、学生のマナーについて気にする人が増えてきた感じがします。背景には、地元と学生との交流が減っていることなどがあると思います」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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