【CS第2戦】「なぜ無警戒だったのか」、元DeNAヘッドが盗塁許した巨人バッテリーに疑問...「最後の最後にミスが」

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   プロ野球DeNAの元ヘッドコーチで野球解説者の高木豊氏(66)が、2025年10月13日にユーチューブを更新し、セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第2戦の巨人バッテリーのプレーに疑問を投げかけた。

  • DeNAの本拠地・横浜スタジアム
    DeNAの本拠地・横浜スタジアム
  • DeNAの本拠地・横浜スタジアム

「バッテリーは盗塁を考えなかったのかな」

   CS第2戦は10月12日に横浜スタジアムで行われ、ホームのDeNAが巨人を延長11回7-6で下し、CS2連勝でファイナルステージ進出を決めた。

   試合は両チームが初回にそれぞれ5点を入れた。打撃戦の展開が予想されるも、その後は投手戦となり、10回まで両軍ゼロが続いた。

   5-5で迎えた延長11回、巨人が1死満塁のチャンスから1点を獲得し、6-5とリードした。

   1点ビハインドのDeNAはその裏、2死走者なしから石上泰輝内野手(24)が執念の内野安打で出塁。2死1塁で打席に林琢真内野手(25)が立った。その3球目に石上が盗塁を決め、2死2塁のチャンスに。ここで林がレフト前にタイムリーヒットを放ち6-6の同点とした。

   DeNAの勢いは止まらず、代打・度会隆輝外野手(23)のライト前ヒットで2死1、3塁とした。1打サヨナラの場面で、蝦名達夫外野手(28)がレフト前タイムリーを放ち、DeNAが7-6でサヨナラ勝ちした。

   1点ビハインド、2死走者なしから2点を獲得しての劇的な逆転サヨナラ勝利だった。

   高木氏は、巨人が同点を許したきっかけとなった、11回2死1塁で盗塁を許したシーンを振り返った。11回は、田中瑛斗投手(26)が10回から回をまたいで続投。捕手は、この回から小林誠司(36)に代わって大城卓三(32)がマスクをかぶった。

   高木氏は「なんでか知らないけど、バッテリーは盗塁を考えなかったのかな」と切り出し、次のように持論を展開した。

「完全に投手のモーションを盗まれていた」

   「なんで無警戒だったのだろう?完全に(投手のモーションを)盗まれていた。それで盗塁。外野は後ろに下がっていたが、これで前に出てきた。それで林が外のスライダーをレフト前(ヒット)。レフトが正面でなかった。センター寄りに(ポジションを)振られたので、前進していても強い球を(ホームに)投げられなかった」

   この日は両軍総力戦となり、巨人は計8人の投手を投入し、DeNAは計7投手を起用した。高木氏はDeNA投手陣の奮闘に触れ、こう試合を総括した。

   「石田(裕太郎)は2回からマウンドに上がって本当によく投げた。平良(拳太郎)もビシッといった。伊勢(大夢)、森原(康平)も頑張った。佐々木千隼が回またぎになって負担が大きかった。巨人は戸郷(翔征)が誤算といえば、誤算だった。阿部(慎之助)監督は本当に細かく繋いできて、執念を見せた。大勢も回またぎをする。(ライデル)マルティネスも回またぎをした状態だったが、最後の最後にミスが出た」

   そして、「11回に1点を取っても、巨人を見ていると防戦一方だった。(投手を)細かく繋がなければいけないということは、余裕がない。それでも阿部監督は、最後まで執念を見せてしのいだ」との見解を示した。

   CSファーストステージ2連勝のDeNAは、15日に敵地・甲子園球場に乗り込み、セ・リーグ1位の阪神とファイナルステージ初戦を迎える。

姉妹サイト