石破茂首相率いる石破内閣は2025年10月21日午前に最後の閣議を開き、総辞職した。SNSでは、首相官邸を去る石破氏に手渡された花束の色が注目を集めている。「花束ミャクミャクカラーにした人センスいいな」石破氏は同日、Xを通じて「386日のながきにわたり、ほんとうにたくさんの方々と、たくさんの仕事ができたことを、心からありがたく思います」と在任期間を振り返った。「一緒に働いてくださったみなさまに心からの感謝を申し上げ、高市政権にも同じく大きなお力添えを賜りますよう、お願いいたします」とつづった。投稿には、石破氏が閣僚や関係者らに見送られる写真が添えられている。石破氏に手渡されたのは、赤い薔薇と青い花を組み合わせた大きな花束だ。赤と青のラッピングペーパーには、赤いリボンがあしらわれている。SNSでは、この花束について「花束ミャクミャクカラーにした人センスいいな 石破さんミャクミャクめっちゃ気に入ってたっぽいもんな」「万博カラーの花束! ミャクミャク様とのほっこりした関係は石破さんならではでしたね」などとする声が相次いだ。万博期間をともに過ごしたミャクミャクは先に出発13日に閉幕した大阪・関西万博の公式キャラクターとして大きな人気を博した「ミャクミャク」。石破氏のお気に入りとしても知られていた。毎日新聞が2月に公開した「石破首相とミャクミャク、万博PRで深まる接触 きっかけは『音声』」との記事では、万博開幕前には見慣れない姿に怯える様子もあったという。石破氏は「ミャクミャクくん、最初、私は恐ろしく、衝撃を受けて、ああ今の時代はこうなんだと思いました」と語り、「やっぱり慣れないといけません」と自らを奮い立たせるようなコメントもあったとしていた。しかし、その後は毎朝のあいさつなどでコミュニケーションを深め、イベント等でも積極的に交流。万博の閉会式では、石破氏自らミャクミャクに「総理大臣感謝状」を贈呈した。総理大臣感謝状をキャラクターに贈呈するのは史上初の出来事だったという。首相官邸で過ごしていたミャクミャクは14日、ひと足先に官邸を去った。首相官邸の公式サイトでは、「ミャクミャク人形の見送りを行いました」として、笑顔でミャクミャクのぬいぐるみを手にした石破氏が、大きなフラワーレイをかけたミャクミャクを見送る姿を公開している。
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