BS朝日が2025年10月21日、19日放送の討論番組「激論! クロスファイア」でのジャーナリスト・田原総一朗氏の不適切な発言について、厳重注意を行ったとの報道が注目を集めている。「高市に、大反対すればいいんだよ。なんで高市を支持しちゃうの?」19日放送の番組には、自民党の片山さつき金融調査会長、立憲民主党の辻元清美前代表代行、社民党の福島瑞穂党首らが出演し、「誰となら組めるのか? 連立探り与野党お見合い!」として討論を行った。問題の発言があったのは、選択的夫婦別姓をめぐるテーマでの一幕だった。辻元氏は「みんなが別姓になるわけはない。高市さんも山本さんと結婚して山本早苗、離婚されて高市になられた。これは、総理を狙って高市になったんちゃうかな」などとした上で、今後議論を続けていきたいと語った。福島氏は「今までの言動で、選択的夫婦別姓に反対で、ジェンダー平等にも後ろ向きだと思っている」と高市氏の姿勢を批判し、「全く男性原理そのもので(政治を)やるんだったら、女性であることの意味もないじゃないですか。だから、やっぱり(選択的夫婦別姓に)賛成してほしいと思いますよ」とした。田原氏は福島氏の発言に割り込むようなかたちで、「高市に、大反対すればいいんだよ。なんで高市を支持しちゃうの?」と切り込んだ。辻元氏と福島氏が「支持してないよ!」とすると、田原氏は「あんなやつは死んでしまえと言えばいい」とした。辻元氏が「田原さん、そんな発言して...高市さんと揉めたでしょ、前も」と嗜めるも、田原氏は「僕は高市と激しくやり合った」と主張していた。「なぜ公共の電波で暴言を吐いた田原総一郎氏は厳重注意ですむのか」問題の場面はSNSで拡散され、「あんなやつは死んでしまえと言えばいい」との過激な発言に批判が集まった。こうした中、BS朝日は21日、田原氏の発言を「一部不適切な内容がございました」とし、厳重注意したという。複数メディアが報じている。SNSでは、24年8月4日に起こったタレントでインフルエンサーのフワちゃんのトラブルを想起したとの声が上がった。フワちゃんはお笑い芸人のやす子さんのX投稿を引用し、「おまえは偉くないので、死んでくださーい 予選敗退でーす」などと投稿。フワちゃんは直後に投稿を削除するも、SNSでスクリーンショットが拡散された。フワちゃんは翌日Xで謝罪したものの、パーソナリティーを務めていたラジオ番組が終了となったほか、CMキャラクターも降板となった。8月11日に芸能活動の一時休止を宣言して以来、25年10月現在も活動を行っていない。こうした背景から、田原氏の「死んでしまえと言えばいい」との発言への対応が「厳重注意」止まりであることついて、疑問を感じるとの声が上がった。「Xで『死んでくださーい』とポストしてテレビ干されたフワちゃん、BSで『死んでしまえばいい』と暴言をはいて厳重注意で終わる田原総一郎、この差はなに?」「同じ事をXで言った芸人のフワちゃんは許されず廃業状態。なぜ公共の電波で暴言を吐いた田原総一郎氏は厳重注意ですむのか」「確かにフワちゃんの事例を考えたら田原総一郎も干されて然るべきよね。女割引より思想割引、高齢者割引が強いんだ」
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