発達障害の息子が体調不良→カームダウンスペース使えず 母親がXで不満、空港の対応は適切だったのか

関西エアポート「ご案内をより分かりやすくしたい」

   カームダウン・クールダウンスペースを管理・運営する関西エアポートの広報担当者は10月24日、取材に対し、こう説明した。

「基本的に保安エリア内にありますので、チケットを持ち手荷物検査をしてからお入りいただいており、どなたでも自由にとはできません。南ターミナルからでも、保安検査を通れば、連絡通路でつながっていますので、スペースに行くことはできます。ANAのチケットでも、ご利用可能です。保安エリア外でも、体調が悪いお客様は、必要に応じて一般エリアの診療所や救護室をご案内できると思います」

   ただ、公式サイトのページには、こうした説明はされていなかった。また、スタッフからも、十分な説明がなかった可能性がある。こうした点については、「今後は、ご案内をより分かりやすくするよう努めて参りたいと思います」と述べた。

   関西エアポートによると、北ターミナルのスペースについては、試験的な位置付けで設置している。保安エリア内にしたのは、心理的に保安検査場のハードルが高く、通過後にパニックになりやすいとされているからだという。試験の結果、ある程度効果があると分かったため、南ターミナルについても、スペース設置に向けて検討を始めている。設置時期は未定だ。

   なお、関西国際空港(関西空港)では、保安エリア外にも、スペースがすでに設定されている。伊丹空港では、未定だという。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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