プロ野球DeNAの元ヘッドコーチで野球解説者の高木豊氏(66)が、2025年10月27日にユーチューブを更新し、DeNAの3人の外国人選手について来シーズンは「いらない」とバッサリ切り捨てた。「バウアーと契約する意味がない」高木氏が名を挙げたのは、トレバー・バウアー投手(34)、タイラー・オースティン内野手(34)、アンドレ・ジャクソン投手(29)の3選手だ。3選手とも来シーズンの去就は不透明だ。スポーツ紙の報道によると、大リーグの球団がジャクソンに興味を示しており、大リーグ復帰の可能性があるという。ジャクソンは過去、ロサンゼルス・ドジャースとピッツバーグ・パイレーツでプレーした経験を持つ。高木氏が最初に名指ししたのはバウアーだ。「(バウアーの)契約はないと思う。ほぼないというか、やる意味がない。(球団の)印象だけが悪くなって。バウアーはいらない」と言い切った。バウアーは今シーズン、21試合に登板して4勝10敗、防御率4.51と振るわなかった。年俸9億円(金額は推定)に見合わぬ成績に加え、試合中に対戦相手の打者のバットを蹴り飛ばす非礼があり、ファンから反感を買った。そして、高木氏はオースティンに言及。来日6年目の今シーズンは65試合に出場し、打率.269、11本塁打、28打点を記録した。故障がちなオースティンは、6年間で100試合以上に出場したのは2シーズンだけだ。高木氏は「(オースティンは)大事なところで休む」と切り出し、こう続けた。「オースティンを日本では一流とは言わない」「日本シリーズには出てきて、良いとこ取り。いらんのじゃない?確かに実力は認める。だけど、ケガほど計算ができない選手はいない。これを日本では一流とは言わない。これだけケガが多いと、やっぱり二流の選手。現場に行くと、『ハッスルプレーをするから仕方がない』と。みんな、痛いところを隠しながらやっている。やっぱりオースティンはいらないと思う。士気が下がる」さらに、「ジャクソンもいらない。俺は評価していない」とバッサリ。外国人選手の中で唯一評価したのが、元大リーガーのアンソニー・ケイ投手(30)だ。今シーズン24試合に登板して9勝6敗、防御率1.74の活躍を見せた。スポーツ紙によると、ジャクソン同様に来シーズン、大リーグ復帰の可能性があるという。高木氏は、ケイの大リーグ復帰を含め、来シーズンの展望を語った。「ケイは(退団したら)痛い。なんとか自分をコントロールできるようになったのに。例えば、ジャクソン、オースティン、バウアーがいなくなったとしたら、お金が浮く。それをケイにある程度、回してもいい。それぐらい価値のあるいい外国人選手。ファイトもあるし。だけど、オースティンとか、バウアーとかになめられている節がある。あと、ジャクソンも。優秀なスカウトがいれば、代わりはいる」チームは今シーズン、リーグ2位に終わった。クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでは、リーグ1位の阪神に3連敗を喫して敗退。来シーズンは、相川亮二新監督(49)のもと、巻き返しを図る。
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