プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの元監督、工藤公康氏(62)が2025年10月24日にYouTubeチャンネルを開設し、「【挑戦】工藤公康62歳、YouTube始めます!」と題した動画を公開した。現在農業に取り組んでいるといい、きっかけを明かしている。「息子が農業を始めた」「『手伝って欲しい』と」工藤氏は作業服で動画に登場し、自身の畑で撮影していると紹介した。チャンネルのコンセプトは「生きる力を身につける」と説明。かつて自然の中で遊んだことで強い体に育ち、長く野球ができたとしながら、これから農業体験をするなどして「生きる力」や「健康でいることの大切さ」を子どもたちにも伝えたいとしている。農業を始めたきっかけは「息子が農業を始めた」と切り出し、「(息子が)『手伝って欲しい』ということもあったので、自分が農業のことを知らないのに手伝うことはできないと。自分でも農業を始めて、野菜のできる過程であったり種・苗から植えるであったり、ほっとけば野菜はできるというものではないので、そういうところも学ぼうということで、この農園を購入しました」と振り返った。実際に取り組んだ感想は「大変です!」。大きな農園ではないため機械を使わず手作業で、「よりその大変さが体に染みる」とのことだ。今後の動画では農業に加え、野球の経験をふまえ、医学の専門家や現役引退した選手らとの対談を企画したいという。「あと僕がやりたいのは日本版『フィールド・オブ・ドリームス』(編注:1989年公開の米映画)です」といい、昨今は公園でも野球が難しいとして、思い切り練習できるような場所を作りたいと意気込んだ。ほかには、キャンピングカーでアメリカ横断し、メジャーキャンプ地をめぐる「キャンキャンツアー」の構想も。「施設や選手の動きを見たりってなかなかできないので、そういうところも見ていきながら、キャンプもやりながらっていうのは僕の大きな1つの夢」と胸を膨らませている。プロ野球の監督をしたい?質問にアンサー近況をめぐっては、解説や講演会、野球教室のイベントに出ていると説明した。一方でプロ野球の監督をまたしたいか尋ねられると、「思いますよ」と明るく答えた工藤氏。オファーがあればとうなずき、「僕の知識で申し訳ないんですけど...(選手が)上手くいかなくて悩んでるとか『もうちょっとこれが上手くできたら俺いけそうなのに』とかあるじゃないですか?もう1歩、みたいな。そういうきっかけとか作ってあげたいなっていう事は常に思ってる」と伝えた。動画の終わりには、YouTube活動について下記のように総括している。「もう60超えてるんでね、どんなになるか分かりません。でも僕なりに一生懸命、農家の方を応援するような番組を作って、野球を大好きな人たちにも少し参考になるような話も、その中に入れられたら良いんじゃないかなという風に思ってます」動画のコメント欄には、「工藤さんのチャンネルが開設とは嬉しすぎます」「工藤さんならではの豊富な人脈で、色々なコラボ期待してます!」「これから楽しみです」といった声が寄せられている。
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