プロ野球DeNAの元ヘッドコーチで野球解説者の高木豊氏(66)が、2025年10月28日にユーチューブを更新し、巨人・桑田真澄2軍監督(57)の電撃退団について「尋常じゃない」と懸念を示した。2軍選手を教育して1軍に供給できなかった責任を問われた?巨人は28日、公式サイトを通じて桑田2軍監督が、今シーズン限りで退団することを発表した。2軍を率いて2年目の今シーズンは、監督としての手腕を発揮し、イースタン・リーグでチームを優勝に導いた。スポーツ紙の報道によると、桑田2軍監督は退団を決意した理由について「1軍が優勝できなくて、若手選手の育成ができていないという評価だったので、これは責任を取らなきゃいけないということを伝えました。自分の中でケジメをつけたということです」と説明したという。指導者としての桑田2軍監督を高く評価している高木氏は、「厳しい世界を生きてきた桑田だから、現場の近く、当然ユニホームを着ていてほしいひとりだった」と無念をにじませ、退団の経緯について、次のように推測した。「2軍監督からすれば、1軍が優勝できなかった。(2軍の)いい選手、いい若手を教育して成長させて(1軍に)供給できなかった。そういう考え方があったのだろう。上(1軍)で投げなければいけない井上温大も、下(2軍)に沈んだままだったし。(1軍に)送り返せなかった責任を言われたのだろう」退団は「しょうがない」が...「ちょっと流れが悪い」解説者として現場を取材してきた高木氏。桑田2軍監督の指導法について解説し、チームの内部事情に言及した。「(桑田は)選手ひとりひとりに寄り添って丁寧にやっていた印象がある。桑田が悪かったなんて、みじんも思わなかった。ただ、上(1軍)と下(2軍)との連携が、チームにはある。1軍が求めるものが違ったのだろう。こういう選手を送り込んでほしいというのが、時間がかかったり、供給できなかったりとか、そういう問題が起きていたのだろう」そして、「(桑田の退団は)しょうがない」とし、「ただ、今年の成績の責任を取って二岡ヘッドコーチがやめるとか、2軍監督が責任を取ってやめるとか、これはちょっと尋常じゃない。何かある。内部で何かあるかもしれない。ちょっと流れが悪い」と率直に述べた。桑田2軍監督は現役時代、巨人のエースとして活躍し、通算173勝を記録した。現役引退後は、大学院に通う傍ら野球解説者などを務め幅広く活動。21年から古巣・巨人のコーチに就任し、24年から2年間、2軍監督を務めた。
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