「これって有り得る?」2か月放置の備蓄米に黒い羽虫が...! 大量発生にびっくり、農水省は低温保存呼びかけ

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「冷暗所で品質の劣化を防いでおり、虫は湧かない」

   ぽちたまさんが、備蓄米を購入したスーパーに電話したところ、交換に応じられると伝えられ、サービスカウンターを通じて返品・交換してもらったという。その際に、「今度は出来るだけ早く食べて下さい」との説明を受けたといい、スーパーの対応には感謝していた。

   備蓄米を担当する農水省の貿易業務課は10月29日、取材に対し、15度以下の倉庫で湿度を60~65%にキープして保管しているとして、こう説明した。

「今年は、21、22年産の古いお米を提供しましたが、品質をチェックしたうえで販売しています。冷暗所で品質の劣化を防いでおり、虫が湧きやすいということはありません」

   最も考えられることは、モミの上から成虫が米粒に卵を産み付けた可能性があるという。精米のときなども、目視では卵を確認できないとした。コメを入れるビニール袋には、空気穴がいくつか開けられているが、そこから幼虫が入るなどする可能性もあるかもしれないとしている。

「備蓄米に限らず、普通のお米でも、常温で2か月保管すれば、虫が湧く恐れがあります。今年は、夏場が暑かったですが、常温で2か月ぐらい放置したら虫が湧いたといった話も、数件聞いています。正しい保存法をご存じない方が多く、コメが高騰して、2~3か月分買いためる方も多かったようです。20度以上になりますと、卵が孵化してしまいますので、冷たいところで保管することを推奨しています。冷蔵庫に保管すれば、発生の確率が低くなります」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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