プロボクシングの世界2階級制覇王者スティーブン・フルトン(米国、31)が、2025年12月6日にテキサス州サンアントニオで、WBC世界スーパーフェザー級王者オシャキー・フォスター(米国、32)に挑戦する。フルトン、23年7月に井上尚弥に8回TKO負け複数の米ボクシング専門メディアが10月29日に報じた。両者は当初、10月25日に対戦する予定だったが、メーンイベントのカードが中止になったため延期となっていた。フルトンは21年1月にWBO世界スーパーバンタム級王座を獲得。同年11月にWBC世界同級王者ブランドン・フィゲロア(米国)と2団体王座統一戦を行い、2-0の判定勝利で王座統一に成功した。23年7月に、2団体統一王者として井上尚弥(大橋、32)の挑戦を受け、8回TKO負けを喫した。25年2月にフェザー級王座獲得その後、しばらくリングから遠ざかり24年9月に復帰戦を飾った。そして、25年2月に1階級上のWBC世界フェザー級王座に挑戦。王者ブランドン・フィゲロアと再び拳を交え、3-0の判定で勝利し、世界2階級制覇を達成した。フルトンのプロ通算成績は、23勝(8KO)1敗で、唯一の黒星は井上に喫したものだ。一方、王者フォスターは、スーパーフェザー級を主戦場としてきた選手。23年4月にWBC王座を獲得し、3度目の防衛戦でロブソン・コンセイソン(ブラジル、37)敗れるも、4か月後のリマッチでベルトを奪い返した。今回が初防衛戦となる。プロ戦績は23勝(12KO)3敗。
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