AIを使える人材を育てるには
となると、若年層がこれから職を決めようという際には、AIに代替されやすいか否かを見極める必要が出てくる。
AIを使えるスキルではなく、AIを使いこなすスキル――たとえば横断的にコミュニケーションをとる対人技術や、それらを判断する能力などを身につけねばならない。
そして大学・専門教育の段階から、AI時代を前提としたキャリア設計が必要となってくるだろう。
また、企業の側もAIで人材を削減することではなく、AIを使える人材を育成することを念頭に置かねばならない。若手に成長機会を提供することが、中長期的に企業だけではなく、社会全体にもリターンが大きいはずである。