2025年10月31日に失職した元伊東市長の田久保真紀氏が11月8日、失職後初めてSNSを更新した。二度目の不信任決議案の可決を受け失職学歴詐称疑惑で批判された田久保氏。9月1日には議会は一度目の不信任決議を可決したが、田久保氏は辞職せず、補正予算案提出の準備などが止まったことを理由に市議会を解散した。10月19日には市議会選挙の投開票が行われ、不信任案に賛成した全議員18人が当選。市議会は31日、臨時議会を開き田久保氏に対する二度目となる不信任決議案を提出し、賛成19、反対1の賛成多数で可決した。これにより、同日をもって田久保氏は市長職を失職することとなった。不信任案の可決後に行われた会見では、災害復旧のための予算が可決したことを引き合いに、「議会の方には人事案件などでかなり慌ただしい思いをさせてしまったかとは思うんですが、今回は協力をいただきまして無事可決できて、むしろその方がほっとしております」などと語っていた。「今後の進退につきましては未だ検討中の身」失職から約1週間が経った11月8日、田久保氏は久々のX投稿を行った。田久保氏は「市長在任中はみなさんからの声援に本当に支えていただきました」と感謝をつづった上で、「市長就任後に、私の誤った学歴が市の広報誌『広報いとう』に掲載されたことに端を発し、みなさまに多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを改めまして深くお詫び申し上げます」と謝罪した。市長選への再出馬などについても明言を避けていた田久保氏だが、この投稿でも詳細は明かさず。「今後の活動が決まりましたらSNSや後援会ホームページよりお知らせして参ります。引き続きどうぞよろしくお願いいたします」とした。続く投稿では、「このたび後援会ホームページをリニューアルしました」と報告。「まだ内容が少ないですがこれから活動記録とともに更新して参ります!」と呼びかけた。田久保氏の後援会オフィシャルサイトのトップページにも、「みなさまへ」と題されたメッセージが掲載されている。田久保氏は伊東市の風景をバックに、「市長就任直後、伊東市の広報『広報いとう』に私の誤った学歴が掲載されたことに端を発しまして、市民のみなさま、関係者のみなさまには多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことをこの場をお借りして改めて深くお詫びを申し上げます」と記した。また、「今後の進退につきましては未だ検討中の身ではありますが、引き続き後援会ホームページやSNS等を活用しながらみなさまとの対話に努めて参ります」という。なお、プロフィール欄の学歴は「昭和60年伊東市立北中学校卒業」ののち、「昭和63年伊東城ヶ崎高校卒業」となっており、大学に関する情報は掲載されていない。
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