「特に検証もなされないまま出された可能性が高い」
日経新聞による「ロシア、小泉悠氏ら日本人30人を入国禁止 政府や学術・報道関係者」との記事には、制裁対象となった慶応義塾大学総合政策学部教授の広瀬陽子氏がコメントをつけた。
自身が対象となったことについては「今回制裁リストに入れられたが、私自身は2023年からウクライナ政府の依頼で和平を考える国際専門家グループに入っており、またロシアの少数民族の支援等もしているので、全く驚いていない」としつつ、「リストの選定基準は不明だ」とも説明。
「また、今回のリストには名前の記載ミス多く、所属も古いまま更新されていない例が散見され、かなり前に作られたリストで、特に検証もなされないまま出された可能性が高い」としている。
ウクライナの国営通信社「ウクルインフォルム」の編集者、平野高志氏は「おー、私も対露制裁リストに入れてもらえました!」とXでコメントした。
その上で、「でも、私慶応大の教授じゃないよ...。雑い扱い...」と困惑していた。
リストの人選についても、「また日経新聞の記者ばかりやけに固め打ちしている点も、どう考えてもバランス感覚なし。今回も、在京大の仕事・分析の質がうかがえる内容」としている。