韓国スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(ウェブ版)は2025年11月11日、韓国野球代表の特集記事を公開し、日本との強化試合が韓国代表の将来を占う試金石になるとの見解を示した。韓国代表は国際舞台で長らく低迷韓国代表は、「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025」(15、16日・東京ドーム)で日本代表と対戦する。26年3月に開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けての強化試合となる。韓国代表は大リーグの海外組を除く、国内組でメンバーが構成されている。井端弘和監督(50)率いる「侍ジャパン」は、国内のトップ選手らが名を連ねる。今大会は、WBC26年大会の最終選考の場となるだけに、出場選手らの気合は十分だ。韓国代表は近年、国際舞台での低迷が続いている。WBCは3大会連続で1次ラウンド敗退。復活を目指す26年大会では、1次ラウンドを突破し、ベスト8がひとつの目標となる。韓国ではここ数年、野球人気が回復してきたという。国内のKBOリーグは盛り上がりを見せ、有望な若手が台頭しているという。一方で、海外に目を向けると、大リーガーの数は日本と大きな差がある。なかでも投手に関しては顕著で、大谷翔平(31)、山本由伸(27)、佐々木朗希(24)ら日本人投手が活躍するなか、現在、韓国出身の投手はひとりも存在しない。今大会は、日韓共に国内組による対戦となる。「スポーツ朝鮮」は、「韓国野球は『井の中の蛙』なのか、日韓戦がその試金石となる」などのタイトルで記事を展開した。「日韓戦はじゃんけんでも勝たねばならないと言われる」記事では「日韓戦はじゃんけんでも勝たねばならないと言われる。だから強化試合とはいえ全国民の関心が集まる。韓国代表チームは最近、日本に9連敗中だ。この連鎖も断ち切らねばならない。そうしてこそ自信を持ってWBC本戦で再び日本と対戦できるのだ。今回招集された選手は若手中心だ。だから意欲が溢れている」と韓国代表の意気込みに言及した。そして、「国家の名誉も重要だが、選手個人にとっても自身の実力を客観的に点検できる絶好の機会だ」とし、こう続けた。「冷静に言えば日本は我々より一歩上だ。これまで特有の結束力で日本に対抗してきたが、若手中心の今回の代表チームは、実力で日本と対峙するチャンスである。WBCに向けた準備において、自分たちが『井の中の蛙』なのか、それとも真に大きな『潜在能力』を秘めているのかを確認できる絶好の機会だ」韓国代表は26年3月の本番では、キム・ヘソン内野手(ドジャース、26)、キム・ハソン内野手(ブレーブス、30)、イ・ジョンフ外野手(ジャイアンツ、27)の現役大リーガーが代表として出場する予定だ。一方、韓国代表として出場が期待されたドジャースのトミー・エドマン外野手(30)は、来週に右足首の手術を受けることになり、WBC出場を断念することになった。エドマンは、23年大会に韓国代表としてWBCに出場した。
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