「本当に小さいことの積み重ね」が熟年離婚になる 自身の危機を語る安藤和津さんの怒りの矛先

ご飯ジャーのスイッチ一つ押してくれただけでもありがたい

   熟年離婚をテーマにしたテレビドラマ「小さい頃は、神様がいて」(フジテレビ系)の一場面が紹介された。育児に追われて疲弊した妻に、全く手伝わなかった夫が謝罪の意味も込めてデパートからホールケーキを買って来る。これを妻が失望するシーン。19年前のできごとを回想して、離婚を決意した妻は思う。

「大変さを一緒に感じてほしかった。一刻も早く」

   VTRを見た安藤さんは「もう、うなずいて見ていた。男の人って見ていないんだなと思う。(育児は)猫の手も借りたいのに、ご飯ジャーのスイッチを押してくれるだけでもありがたい」と怒る。

   設楽さんは三木さんに「怒られてますよ」と体を小さくして話した。三木さんは「女性は(日常生活の)小さな不満や不安がマグマのようにためにためて活火山のようになっている」という。

   不満や不安がミルフィーユ(積み重ね)状態になる前にまずは「ホウレンソウ」を励行すべきなのか。噴火しない前に。

(ジャーナリスト 佐藤太郎)

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