お金は業界に届いて、住民に届くとは限らない?
さらに驚く反対理由は、その交付金が(おこめ券として)地方の住民に届くとは限らないから。なんと、「地方(自治体)が国民にお金を渡さずに、この業界に、この業界に、この業界にと、まさに選挙を意識して、知事、市長が勝手にそのお金を業界の方に流しちゃうんですよ」というではないか。元知事、元市長の橋下氏が言うのだから間違いあるまい。
「それだったら、国民に直接渡した方が、よっぽどましですよ。国民に渡して、後はみんなで生活をどうするか考えてねっていうほうが、すっきりすると思うんですよ」と、橋下氏は最後はにっこりして話した。たしかに、そっちの方が納得がいく。
(シニアエディター 関口一喜)