サッカーU-17ワールドカップ(W杯)北朝鮮代表の非常識な「挑発行為」が、インターネット上で批判を受けている。「ハイタッチの代わりにパンチ」W杯決勝トーナメント2回戦が2025年11月19日、カタールで行われ、日本代表が北朝鮮代表を下しベスト8進出を決めた。前半4分に日本代表が先制し、前半を1-0で折り返した。後半に入ると北朝鮮代表がプレッシャーを強め、22分に同点ゴールを許した。試合は90分で決着がつかずPK戦へ。日本代表は5人全員がゴールを決め、北朝鮮代表は1人が失敗し、日本が勝利した。この試合では、ピッチ上のプレー以外の行動が波紋を広げた。インターネット上で問題視されているのが、試合前の北朝鮮代表の行為だ。両軍の選手らがそれぞれグータッチを交わす際、北朝鮮代表の数名が「パンチ」のように拳を叩きつけた。この映像がSNSで拡散されると、日本のサッカーファンから批判の声が相次いだ。サッカー人気が高い韓国では、複数のメディアが北朝鮮代表の「挑発行為」を取り上げ、批判的に報じた。「SPOTV」(ウェブ版)は、「衝撃のパンチ戦 北朝鮮U-17、全世界に映る...『ハイタッチ代わりにパンチ』挑発し日本とPK戦で敗退」とのタイトルで記事化した。「北朝鮮選手全員が拳を握り殴るように挨拶した」記事では「通常、握手や軽いハイタッチ、抱擁を交わしフェアプレー精神を共有する。日本選手は普段通り健闘を祈りあいさつを交わしたが、北朝鮮の行動は衝撃的だった。顔ひとつ歪めず相手の甲を拳で強く叩きつけた。1人、2人の挑発ではなかった。北朝鮮選手全員が拳を握り殴るように挨拶した」と解説し、こう続けた。「この場面は生中継画面にそのまま捉えられ、クリップ映像はSNSを通じて世界中に急速に拡散した。結局、北朝鮮はPK戦で敗れ、16強で大会を終えた。05年以来20年ぶりの8強進出の夢は早期に終焉を迎え、試合前に浮上したマナー違反論争は、敗退により一層苦いものにしたとの評価が後を絶たない。スポーツマンシップを捨てた北朝鮮選手たちの行動は、敗北と共に苦い国際的評価だけを残した」韓国通信社「聯合ニュース」(ウェブ版)は「サッカーもマナーも全て負けた...北朝鮮U17、日本戦で拳を振り上げるハイタッチ論争」、「スターニュース」(ウェブ版)は、「北朝鮮U17、日本戦で『荒唐無稽なマナー違反行為』論争...フェアプレーのあいさつに『拳を突きつける』」などと報じた。6大会ぶりのベスト8進出を決めた日本は、初のベスト4をかけて21日にオーストリアと対戦する。
記事に戻る