インフルエンザ流行が異例の早いペース 子どもから家庭内に拡大、学年閉鎖、学級閉鎖の数も増え続け

   2025年11月20日放送の情報番組「ひるおび」(TBS系)で子どもを中心に流行しているインフルエンザを特集した。ひなた在宅クリニック山王の田代和馬院長は「今年は1~2か月早いペースで流行が始まっている異例の事態。乾燥が進めば来週以降さらなる感染拡大の可能性もある」と警告を発する。

  • 子どもを中心にインフルエンザが流行している(画像はイメージ)
    子どもを中心にインフルエンザが流行している(画像はイメージ)
  • 換気や適切な湿度を保つことでウイルスがいやがる環境を
    換気や適切な湿度を保つことでウイルスがいやがる環境を
  • 子どもを中心にインフルエンザが流行している(画像はイメージ)
  • 換気や適切な湿度を保つことでウイルスがいやがる環境を

眞鍋かをり「毎週お知らせがくる」

   顕著なのが、子どもを中心に感染が拡大していることだ。学年閉鎖、学級閉鎖の数も増え続けている。小学生の子どもを持つコメンテーターの眞鍋かをりさんは「毎週(学校から)お知らせがくる。(インフルエンザに感染した子どもが)何人出ましたとか。学級閉鎖も学年によっては結構なってますね」と感染の広がりの早さに驚いていた。

   いとう王子神谷内科外科クリニックの伊藤博道院長が「小さな子どもを中心に爆発的に増えている。子どもから家庭内に感染が広がっている」というコメントを引用して視聴者に注意を促した。

ウイルスが嫌がる室内環境を作る

   インフルエンザ予防の一つとして、子どもが学校で感染した後の家庭内でのケアをとりあげた。田代院長の家では3人の子どもが感染したが田代夫妻は感染を免れたという。

   どのような対策をとったのか。(1)マスクの着用(2)マイタオルを持って使い分ける(3)湿度を55~60%にキープ(4)こまめに換気(5)マイボトルを常備して常にのどを潤すなどを挙げた。「換気や適切な湿度を保つことでウイルスがいやがる環境を作った」という。

   俳優でタレントの副島淳さんが「換気をすると部屋の湿度がぐっと落ちてしまう。同時にやってもいいのか」と疑問を投げかけた。田代さんは「個人的な考えだけど、湿度と換気どっちを優先するかというのであれば湿度だと思う」と話した。

   12月はイベントが多い。予防接種をするなど、出来るだけの対策をとって乗り切りたい。

(ジャーナリスト 佐藤太郎)

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